ロングトレイル装備〜PCT ウェア編〜

ロングトレイルギアリスト
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2022年5月13日〜9月12日の120日間、アメリカのロングトレイル、パシフィッククレストトレイル(通称:PCT)を歩いて旅したやまゴリラの装備を大公開。

今回は衣類編。

サボテンが自生する砂漠地帯から標高4000mを越える山岳地帯、そして春から秋まで、バラエティーに富んだ環境と季節をどんな服装で歩いたのか。

実際の使用感をギアレビューしていきます。

あくまでやまゴリラの主観になり、個人のスキルや経験、感覚によって使用感は異なるので参考程度でご覧ください。

※PCTを旅していた時、現地から綴っていた旅日記はこちら。

※やまゴリラがパーソナリティを務めるラジオ「山×旅 マウンテンギア〜現場からは以上です〜」でもこちらのテーマをお話ししております。

興味のある方はApple Podcast または Spotify でチェックしてみてください。

山道具博士の友人とはじめたラジオ。こちらの記事を読みながら聴いてもらうのもオススメです。
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PCT/パシフィッククレストトレイル 装備 〜ウェア編〜

以下、やまゴリラがPCTで使用したウェアリストです。

PCTで使用した衣類装備一覧。

行動着 上

PCTでは環境に分けて3種類のウェアリングを実践しました。

マウンテンハードウェア キャニオンソリッドロングスリーブシャツ(南CA)

ポリエステル100%の王道アウトドアシャツ。

後述する山と道のタンクトップと併用。

GOOD

・換気性

ボタンダウンシャツなので前を開ければ風を通すことができる。

・強度が高い

南カリフォルニアからシェラ途中までの約1200km/1ヶ月半、使用したが破れはなかった。

同じものを使用していた他のハイカーは全行程これ一枚で歩いていた。

・見た目

個人的にシャツの見た目が旅人っぽくて好み。

BAD

・暑い

どっちだよとツッコミが飛んできそうだが、シャツの生地自体は織物なので風を通しにくく暑い。

これはいいとこ悪いとこあるが、比較的風の強い場所が少ない南カリフォルニアではマイナスポイントかと思う。

・悪臭

ポリエステル100%なので臭いが気になる。

後述しますがメリノウール素材のタンクトップを中に着ていればかなりマシになる。

山と道 100% Merino Light Tank(南CA)

メリノウール100%のタンクトップ。

上述しているMHWのシャツのインナーとして使用。

GOOD

・防臭性

消臭効果の高いメリノウール素材なので悪臭が気にならない。

個人的には1週間程の連続着用でもまったく問題ないと感じた。

・乾燥機(低温)が使用可能

ロングトレイルの旅中、おそらく乾燥機を使用することになると思います。

同商品は乾燥機(低温)の使用が可能とされており、中温で乾燥機をかけていたが少し縮む程度でした。

・保湿性

天然素材のメリノウールは化繊素材に比べると乾燥が遅く、体幹部の水分が飛びすぎることを防いでくれた。

乾燥地帯の南カリフォルニアではバックパックを背負っている背中でさえも一瞬で汗が乾いてしまう。

乾燥が遅いウールのタンクトップが保湿することにより、体温の上昇も少しは抑制してくれていたかなと思う。

また乾燥肌の私にとっては水分が過剰に飛びすぎないことは結構重要でした。

・着心地

単純に肌触りがよい。

素肌に化繊シャツと化繊シャツ+メリノタンクで行動してみたが、やはり後者の方が断然快適。

BAD

・特になし

強いてあげるとすれば、たとえば4000kmずっと使用するとなると耐久性が心配。

ただ破れても縫えばいいだけの話なので大きな問題ではない。

品切れが多いのでこんなのを試してみるのもあり。

同メーカーのTシャツを持っているが使用感、耐久性共に良好。

山と道のライトメリノシリーズと比較すると生地は厚めです。

実際に使用しているメリノウールのTシャツ。

同メーカーのタンクトップより少し厚手ですが夏場の使用でもまったく問題ないです。

一般的なメーカーのものと比較すると半額以下なのでおすすめ。

南カリフォルニアのウェアリング。トレイルでたまたま会った日本人ハイカーに撮ってもらった。

RIDGE MERINO メリノフーディ(中CA〜北CA)

メリノウール100%のフーディ。

アメリカのメーカーでマンモスレイクというシエラ沿いの街にショップを構える。

私は行っていないがPCTハイカーはハイカーディスカウント(特価)で買えるそう。

日焼けに弱い欧米人はフーディースタイルのハイカーが大多数を占めていた。

GOOD

・防臭性

前述したがメリノウールの特性で、1週間程度連続使用しても臭いは気にならなかった。

・日焼け防止

山を歩いていると気になる首後ろや耳の日焼け。

フードをかぶることで日差しを遮ることができ、体感温度も下がる。

このフーディーに変えたことで日傘を日本に送り返す決心がついた。

・行動着から就寝着まで用途が幅広い

就寝時、着替えずにそのまま眠りにつける。

シャツを使用していた頃はメリノウール素材のフーディに着替えて寝ていた。

朝も起きてそのまま行動できるのでストレスがない。

朝イチに着替えるのって寒くて嫌じゃないですか?

BAD

・特になし

強いてあげるとすれば、たとえば4000kmずっと使用するとなると耐久性が心配。

ただ破れても縫えばいいだけの話なので大きな問題ではない。

実際、ボロボロのシャツをずっと使用しているハイカーはたくさんいる。

下記のようなポリエステル60%、ウール40%のフーディーは耐久性と速乾性に優れるのでロングトレイルにはおすすめ。

シェラでの一コマ。フーディースタイルはすごく快適だった。

ノーブランド ボタンダウンシャツ(WA〜OR)

ポリエステル100%の普通の柄シャツ。

特に登山向けのものではなくタウンユース仕様。

一枚で着用したり、インナーに後述するフーディーを着用していた。

GOOD

・かっこいい

これに尽きます。

フーディースタイルが一番快適だったが、やはりシャツの見た目が好みでした。

それに柄シャツっていかにもハイカーっぽいよね?

・通気性

買ってから気づいたのだが、シャツなのに光に透かして見ると無数の換気穴があいていた。

おそらく夏のタウンユース向けなので換気性をあげてのこと。

狙っていたわけではないが、熱がこもらないのですごく快適だった。

しかし、単体で風に吹かれると少し寒いので、インナーとの兼ね合いもあると思う。

BAD

・悪臭

ポリエステル素材なので臭いが気になる。

臭いが気になり、就寝時も他のウェアに着替えるので手間は増えた。

RIGDE MERINO メリノフーディ(WA〜OR)

前のセクションで使用していたメリノフーディの袖をカットしたもの。

トップに着用する化繊シャツとのバランスを考えて袖をカットし、重ねて使用できるようにした。

GOOD

・防臭性

前述したが1週間程度連続使用しても気にならない。

・安心感

寒いときにフードをかぶるだけで少し安心感がある。

トップに着用していたシャツが防風性ゼロだったので、保温性にも一役かっている。

・開放感

暑い時はノースリーブ一枚で歩けるので快適だった。

北上すると湿気のあるエリアも増えるので、快適なハイキングにつながった。

ノースリーブのみ→シャツのみ→ノースリーブとシャツという具合に三段階の温度調節が可能。

BAD

・特になし

袖をカットしたメリノフーディはとても使いやすく日本でも使用している。

どちらかのメーカーで発売してほしい。

この時はインナーは着用しておらずシャツのみ。きっと暑かったのだ。

まとめ

ここまで読んでくださった方はお分かりかと思うが、次回、私がロングトレイルを歩く時は間違いなくメリノフーディを選ぶだろう。

おそらく山と道のLight Merino Foodieを使用します。

メリノウール素材の防臭性や快適さに加えて、胸元にジップがついているので換気性も良好。

就寝時の手間や予備の衣類を減らせるのも大きなメリットだと思う。

それかこんな感じのなんでもない柄シャツを使うかも。

やっぱりシャツって旅人っぽくてかっこいいんだよね…。

行動着 下

パタゴニア バギーズショーツ 5インチ

言わずと知れたサーフショーツ。

特に登山用ではないが問題なく使用できた。

GOOD

・見た目

無地から総柄まで、いろんな柄が売られているので好みのものが見つけやすい。

・耐久性

ランニングショーツなどとは違って、生地がしっかりしているので、4000kmの使用でも破れやほつれは見られなかった。

日焼けで色褪せたくらいでまだまだ使えそう。

・開放感

これはバギーズショーツだからというわけではないが、ショーツでのハイキングは開放的。

日本のように薮をこぐことも、草木で切り傷ができることも少ないので、特に理由がなければショーツがおすすめ。

寒ければレインパンツでも履いておけば問題ない。

BAD

・着心地

普段の行動中は問題ないが、就寝時、上からタイツを履いていたのでごわつきと蒸れが気になった。

まとめ

次回、ロングトレイルを歩くとしたらランニングショーツを選ぶかな。

理由は就寝時の快適性。

上からタイツをはけると着替えをしなくていいので楽。

ただお気に入りの柄や色が見つからなかったら、またバギーズショーツを使うかも。

アンダーウェア

Bring WUNDERWEAR 50/50 & 70/30

行動着と着替えとして同種類の素材違いを使い回していました。

GOOD

・快適性

常に着用していたのだが、ムレや素材感で不快に思うことがなかった。

もちろん日本とアメリカでは気温も湿度も違うので一概には言えない。

・防臭性

メーカーが「4日間連続着用しても問題ない」と謳っているこのアンダーウェア。

驚くことに風呂と洗濯なしで15日間連続着用しても、悪臭が気になることはなかった。

街に降りて風呂に入る前に臭いを確認したがそれでも問題なかった。

ただし、感覚が狂っていた可能性もあるので、街で15日間着用するのは控えた方がよい。(誰もしない)

BAD

・特になし

着用していて「ここがこうだったらな〜」などと思うことはなかった。

まとめ

次回の旅でも同じものを使うだろう。

50/50と70/30(メリノウール・ポリエステルの混合率)の違いについてだが、やはりポリエステルの含有率が高い方(50/50)が耐久性は優れていた。

70/30が約1ヶ月ほどで内股付近が破れ出し、徐々に穴が広がっていった。

それに対して50/50は1ヶ月半ほど使用した後、同じく内股付近に破れがみられた。

多少の耐久性の違いはあるが、どちらもPCT全行程(120日間、4200km)で使用することができた。

臭いに関しては正直あまり違いを感じなかったので、次回の旅は耐久性が高いであろう50/50を選ぶと思う。

シューズ

4200kmの間、3種類のシューズを使用しました。

アルトラ ローンピーク 5(0mile〜151mile)

こちらは日本ですでに使用しており、スタートした時点でアッパーサイドに破れがあった。

当時は「ロングトレイルにはローンピーク」という固定概念があり、実際半数ほどのハイカーがアルトラのシューズを着用していた。

スタックハイト(ソール厚)は25mmでクッション性と足裏感覚のバランスが取れたシューズ。

ゼロドロップなので(つま先からかかとまで同じソール厚)筋肉や関節への負担が少ないと言われている。

GOOD

・履き心地

アッパー素材も柔らかく履き心地が良い。指先も広く作られており、長時間履いていてもストレスがない。

・デザイン性

カラーリングが豊富で好みのカラーを選べる。

特に2023年に発売されたローンピーク7のカラーリングは惹かれるものがある。

見た目は軽視されがちだが、好きなものを使うとういのもひとつのモチベーションになる。

BAD

・耐久性

後述するTopoのシューズと比較するとアッパーサイドが破れやすいように感じる。

いまは2世代新しくなっているので改善されていることを期待しています。

・グリップ力

アルトラオリジナルのアウトソールを使用しているのだが、個人的にはグリップ力が弱いと感じる。

ベアフット系シューズの台頭もあり、「グリップは足指の使い方だよ!」とも言われそうだが、ビブラムソールを採用しているメーカーのシューズと比較すると、やはりそちらが安心感があった。

Topo ウルトラベンチャー2(151mile〜1048mile)

いままで使用したことのないブランドだったが、PCTでは使用しているハイカーが多かった。

数年前までアルトラ一択のような雰囲気だったが、2022年は3〜4割はTopoのシューズを使用していたのではないだろうか。

スタックハイト(ソール厚)が、つま先25mm、かかと30mm、ドロップが5mmのシューズであり、ローンピークと比較すると、ややクッション性に優れるシューズ。

GOOD

・耐久性

1000マイル(1600km)使用してもアッパーの破れがほとんどなく、アッパーだけ見ればまだまだ使用できそうだった。

他のシューズに買い替えた理由はソールのすり減りだった。

・グリップ力

ビブラム社のXS Trek EVOというアウトソールを使用しており、グリップ力が抜群によかった。

正直、ローンピークとは比べ物にならなかった。

シエラの山岳地帯を安心して歩けたのはこのソールのおかげだと思っている。

BAD

・デザイン

のぺっとしたデザインなので見た目が好きでなかった。

・シューズ内の汚れ

アッパーのメッシュ穴が広いので通気性には優れるが砂が侵入するのでかなり足が汚くなる。

おそらく土の質によるので歩く環境で変わるのではないか。

Topo テラベンチャー3(1048mile〜2650mile)

この前に使用したウルトラベンチャーが良かったので、買い替えもTopoのシューズを選んだ。

選んだ理由は特になく、アメリカのアマゾンで1万円程だったから。

あとどこかのサイトで2021年ベストトレイルシューズに選ばれていたという月並みな理由。

GOOD

・耐久性

1000マイル以上(1600km)使用してもアッパーの破れがほんのわずかだった。

破れというより穴という程度。

前回使用していたウルトラベンチャーよりもアッパーのダメージは少なかった。

実際、アッパーのメッシュの穴がウルトラベンチャーよりも細かいので、高い耐久性に繋がっているのかもしれない。

・グリップ力

ビブラム社のメガグリップを採用しておりグリップ性に優れる。

ウルトラベンチャーと比べると、正直違いは感じられなかった。

BAD

・通気性

ウルトラベンチャーと比較すると、アッパーのメッシュ穴が細かく、少しムレを感じることもあった。

その分、耐久性は増すし、土は入りづらくなるので良くも悪くもって感じ。

どのギアもそうですけど、結局なにを取るかですね。

まとめ

今回のPCTの旅ではTopoのシューズの耐久性とグリップ力に驚かされました。

安心感もあるし、シューズの買い替えが少ないと節約にもつながるので、これからもTopoのシューズを使うと思います。

実際、日本に帰ってくる前にもテラベンチャーを購入してきました。

1000マイル使用したウルトラベンチャー(左)と新品のテラベンチャー(右)

靴下

ダーンタフ マイクロクルークッション

同じソックスを2枚持っていました。

GOOD

・耐久性

1000マイル(1600km)以上着用したが、使用に問題のある穴は開かなかった。

上部親指付け根のところが、おそらくシューズとの擦れで小さな穴が開いた程度。

さすがメーカーが永久保証を謳うだけはある。

・永久保証

ダーンタフのソックスは永久保証で、破れがあった場合、申請すれば無償で新しいものに交換してくれる。

特にPCT沿いの街では高待遇で、アウトドアショップに行き破れたことを伝えるとその場で交換してくれる。

もしかしたらアウトドアショップによるのかもしれない。

ロサンゼルスの大手アウトドアショップREIではメーカーに申請してくれと断られた。

日本代理店にも申請したことがないので不明。

BAD

・特になし

アメリカのロングトレイルでこれを使わない理由がぼくにはない。

PCTデザインのものは若干薄手で、個人的にはそちらを気に入っていた。

まとめ

高い耐久性と手厚いハイカーサポート。

ロングトレイルを旅するならこれで決まりじゃないだろうか。

1000マイル以上使用してもこの程度の破れのみだった。ちなみにこれでも無償交換してくれた。

保温着

Enlightened Equipment Torrid APEX JKT

実測242gの超軽量の化繊ジャケット。

GOOD

・保温性

この重量でこの暖かさは素直にすごいと感じた。

0℃付近までなら、寒さを感じることがなく使用できた。

化繊素材で濡れに強いので、長い旅をするハイカーにとっては非常にありがたいギア。

・軽量性

これはスペック通り。

BAD

・収納性

よく比較対象となるパタゴニアのマイクロパフと比べると、やや嵩張る。

しかし、それと比較しなければ個人的にストレスを感じることはなかった。

・引き裂き強度

表面生地がかなり薄いので行動中に着用するイメージはあまり湧かない。

特に破れがあった訳ではなく、想像の話。

まとめ

軽量性と保温力が求められるロングトレイルの旅にはおすすめできます。

次の旅にも間違いなく持っていきます。

日本で購入すると少し値段が張るのが痛いところ……

同じようなスペックではアークテリクスのニュークレイFLも保温力が高く使用感良好だそう。

着替え

2-tacs BAA#1 メリノフーディー

メリノウール100%のオーソドックスなフーディ。

主に就寝時の着替えに使用していました。

GOOD

・防臭性

行動着のパートでも散々書いているので省略します。

BAD

・収縮性

山と道のメリノウール素材と違い、乾燥機を使用すると縮みがでます。

メリノウール100%ではないが、こちらもおすすめ。

実際に使用していたがナイロン素材がミックスされているので耐久性と速乾性が高い。

山と道 ライトアルファタイツ

実測106gの重量で、通気性と保温性に優れるアルファダイレクトを使用したタイツ。

就寝時のほか、肌寒い時の行動着としても使用していました。

GOOD

・保温性

一般的なメリノウールのタイツと比較して、かなり保温性に優れます。

これ一枚あったおかげで下のインサレーション無しで問題ありませんでした。

・速乾性

特殊な生地と構造でほとんど水分を吸収せずに外へはき出すので、このタイツが濡れている覚えがないほど。

シエラの積雪で体が濡れてしまった時、このタイツを着用したおかげで体温低下を免れた。

アルファダイレクトは体に水分が残ると言われていますが、私のような使用方法では全く気にならなかったです。

BAD

・肌触り

少し毛羽だったような素材なので、メリノウールに比べると着心地がよくないです。

・就寝時の放湿

汗を外へと追い出すので、就寝時の寝袋の湿りが少し気になった。

まとめ

今回の旅を経て、着替えはアルファダイレクトのもので統一しようと思った。

理由は3つ。

保温性、軽量性、代替性。

最初の二つは言葉の通り。

代替性については肌寒い時の行動時や緊急時に使用できるという意味。

特に体が濡れてしまった時の着用はかなり安心感があった。

メリノウールは濡れても冷えないとよく言うが、濡れてしまい、なおかつ外気温が寒ければ普通に寒い。

濡れてしまえば乾くのも遅いしね。

他のウェアとの兼ね合いにもなるが、メリノウール製品は他の用途であまり使えないのがネックかな。

レインウェア 上

アウトドアリサーチ ヘリウムジャケット

実測184g、表地30D、2.5レイヤーの軽量レインジャケット。

アメリカが好きだったのでアメリカのメーカーを選んだだけ。

GOOD

・特に無し

BAD

・デザイン

デザインといっても見た目でなはく、フード周りの防雨性(?)がいまいち。

激しく長時間の降雨時にはレインジャケット内部が濡れてしまった。

まとめ

特筆することはありません。

このジャケットよりも軽くて良さげなものも多いので特におすすめはしません。

多くの人が気にする透湿性もいいとは言えません。(個人的には透湿性は重要視しておらず、むしろ体温維持のためにある程度のムレは必要と考えています。)

けれども私は次回もこれを使うと思います。

まさに平均点のジャケットとでも言うのでしょうか。

レインウェア 下

ULA レインラップ(南CA)

実測74gのレインスカートです。

これに関してはほとんど使用していないので省略します。

個人的にはパンツの方が汎用性や安心感があっておすすめです。

フロッグトッグス レインスーツ 下のみ(南CA)

アメリカのホームセンターで3000円程で購入できる、不織布を使った軽量レインウェア。

なぜか雰囲気のあるレインウェアなので歩く環境を考慮して使用するにはおすすめ。

GOOD

・肌触り

普通のレインパンツと違って裏地がペタペタしないので就寝時の着用がとても快適だった。

・透湿性

ナイロン生地のレインジャケットと比較するとムレにくい。

就寝時も不快な感じがいっさいなかった。

BAD

・耐久性

この商品に耐久性を求めてはいけない気がする。

特にパンツはすぐに股が裂けてしまう。

ダクトテープで補修をして使用していたが雨に打たれるとほとんどレインパンツの意味がなかった。

数日程度のハイキングで使用するならそれさえも”味”と捉えられるが、長期の旅には少し不安。

マーモット レインパンツ(中CA〜WA)

シエラ沿いのビショップという街で買い替えて以来、これをずっと使用していた。

モデル名も不明で重量も250g以上はあるような、いわゆる普通のレインパンツ。

GOOD

・特に無し

強いて言うなら、久しぶりに軽量レインパンツ以外を使用したが安心感はあった。

ただ、生地が厚く、重いので当たり前だと思う。

BAD

・重量

レインパンツにしては重い&オーバースペック気味。

まとめ

数ヶ月のロングトレイルを歩くならレインパンツは素直に定番を選ぶべきだと思う。

例えばモンベルのバーサライトパンツ。

私もこれを持っているが、PCTに連れて行かなかったことを後悔している。

見た目だけでレインスカートを選んでしまったので、結局最後まで納得できずにいた。

その他

モンベル メリノウールグローブタッチ

選んだ理由は特にない。

安くてもともと持っていたからこれを選んだ。

使用感も良くも悪くもなく、雑に使えるウールの軍手といった感じ。

過去にこの商品も使用していたが、こちらもおすすめ。

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次にロングトレイルを歩くときは防寒性と濡れの対策でこれを持っていきたい。

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ネックゲイター

南CAでシャツを着用していた頃、被ったり首に巻いたりと日焼け対策に使えるかと持っていたが、熱くて使用することはなかった。

やはり少し肌寒いくらいの環境で使用するのが快適。

山火事でけむたい時のマスク代わりにしたり、気温が低い時の就寝時に使用した。

goodr サングラス+Zoff 調光レンズ

・goodr

使用感は軽くて滑りにくいので良かった。

一番メリットに感じたのは、フレームが折れてしまった時にすぐ同じものに買い替えられたこと。

度入りレンズを入れていたので、買い直してすぐレンズをはめ替え使用できた。

オークリーのフロッグスキンも使用感良好。

アメリカのメーカーのものであれば現地(通販含む)でも手に入りやすい。

・Zoff 調光レンズ

紫外線が当たると色がつくメガネレンズ。

いちいちメガネとサングラスを取り替えなくていいので、メガネユーザーにはおすすめ。

Zoffのレンズは暗くなりすぎないので山で使うにはちょうど良い。

最後に

ギア選び、特にウエアリングに関しては何がいいと正解を出すのが難しいと思います。

体質や温度の感じ方は個人差が大きく出ますし、歩く環境や期間でも選ぶべきものは変わってきます。

ただ試してみないと正解が分からないのも事実で、私自身、経験から得た情報も多くあります。

こちらの記事が道具選びの何か一つの参考になれば幸いです。

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