パシフィッククレストトレイル旅日記 PCT#13

PCT/パシフィッククレストトレイル
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アメリカ三大トレイルのひとつ、パシフィッククレストトレイル(通称:PCT)を歩いて旅したやまゴリラの旅日記。

PCTはメキシコ国境からカナダ国境まで、アメリカ西海岸を南北に縦走する総距離4265kmのロングトレイル。スルーハイク(全行程をを1シーズンで歩き切ること)にはおおよそ4〜6ヶ月を要する。

衣食住のすべてをバックパックに詰め込み、アメリカの大地を放浪する旅の中でやまゴリラはなにを見て、そしてなにを感じたのか…。

そのすべてを綴った旅日記。

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PCT 北カリフォルニア編 #1

Day60-Day66/Miles 1048.4-1153.4

カジノタウンでリフレッシュ

北カリフォルニアのトレイルタウン、Truckeeにあるバスステーションで僕は葛藤していた。

街を無料でループしているバスに乗り、トレイルヘッドへ戻る予定だったが、適当にGoogle mapを見ているとネバダ州のリノへバスが出ているという情報をキャッチ。

突如として出てきたリノでゼロデイをとるという選択肢。

この日は朝からモチベーションが上がらず、トレイルへ戻ることに前向きでなかった。

ベンチの横に座っていたショーにこの悩みを話すと、『決め手はなんだい?』と。

そんなものはもちろんない。

自分の気分次第。

この数分、数時間先の予定を空っぽにして動ける自由がとても幸せで楽しい。

グダグダしているうちに街の巡回バスが到着。

それをスルーして僕のリノ行きが決まった。

グレイハウンドというアメリカでメジャーな長距離バス。PCTの旅中も何度かお世話になった。

ネバダ州のリノへはバスで1時間程。

PCTハイカーが立ち寄ることはあまりないのかな?

ラスベガスと共にカジノシティとして名高い街であり、かつては金の集散地として栄えていたそうだ。

カジノがしたい訳ではなく、特にリノへ行く理由もないのだが、なんとなく気分転換に。

強いて言うならレストランの選択肢が多いことくらいか。

世界最大の小都市と言われるリノ。かつてはカジノで栄えた。
ひと昔栄えた街には必ずと言っていいほどクラシックはモーテルが存在する。

1人で行動していると、いつどこで何をしていようが誰にも何も言われない。

1日5食食べようが、せっかく移動して街にやってきたのにホテルでダラダラしてようが、全て自分の思うがまま。

こういう先を決めずに自分のフィーリングだけで行動できるのは”旅”ならではなのかなと。

日常生活や1週間程度の旅行ではこうはいかないもんね。

こんな自由を感じられたから、たった1日のゼロデイでもかなりリフレッシュが出来た。

さっ、トレイルに戻ろう。

たぶんシエラを一緒に歩いてた面々がそろそろ追いついてくるはずだ。

トレイルで誰に会うか楽しみだな。

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