PCTの旅を終えて〜とりあえずやってみる?〜

日常のやまゴリラ
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“やってみる”

『とりあえずやってみたら〜』なんてよく会話に出てくる月並みなアドバイスだけど、すごく大事なことだと改めて思う。

頭に浮かんだときは遠すぎて、手が届くイメージなんてわかない。

しかし、一歩ずつ前に進んでみたらいつのまにか手がかかりそうになっている。

ロングトレイルなんてまさにそうだよね。

4265km…?アメリカを縦断…?

ロングトレイルを知らない人がその言葉だけ聞いたら、どこぞのストイックな冒険家なのかと思ってしまう。

実際、自分も歩こうと決めたときはそんなイメージをぼんやりともっていた。

いまみたいに人の目に多く触れるメディアで情報発信もされていなかったしね。

けれど歩いた人に話を聞くとストイックな冒険だなんて言う人はいないと思う。

歩いて、食べて、寝て、出会って。

そんな変わり映えしないことを少しずつ積み重ねる日常。

なんにも特別なことなんてやっていない。

やってみるってことが自分の夢(目標)を叶える第一歩。

勇気をだして踏み出した一歩を、大切に育んでいけばきっと何かが見えてくるんだと思う。

千里の道も一歩から。画像はPCT北カリフォルニアセクション。

ぼくはアメリカを旅している時に”帰国したらやるリスト”なるものを作っていた。

その中のひとつに”PCTの紀行文をウェブマガジンで連載する”という目標があった。

ライター業というと、最初は1字0.5円みたいな案件からはじめて、徐々に実績を積み重ねて仕事になっていくようなイメージ。

しかし、それを通り越してアウトドアウェブマガジンのAkimamaにて紀行文を連載していただくことになった。

ライターとしてなんの実績もないし、普段本も読まないぼく。

文章の構成や表現なんてまさに初心者そのもの。

けれど抱いた目標を実現することができた。

多くのひとができないPCTの旅を経験したという強みは確かにもっている。

でも行動していなかったらこの未来は作れなかったよね?

自分なんて…って卑屈にならず、とりあえずやってみよう!そんな勢いで行動したあの時のぼくを褒めてあげたい。

失敗しても損なんてないからね。

夢を実現できるのは行動した人だけ。

【実際のページ】

#1 アメリカに飛び立つ渡り鳥。クレイジーでハートフル、ぼくだけのパシフィッククレストトレイル歩き旅
 2022年5月13日。ぼくの120日にわたる物語が幕を開ける。 「相棒! 見えてきたぞ!」  カラカラに乾いた空気に包まれた灼熱の大地にひっそりと、しかし堂々とそびえ立つ無機質な石碑を見つけ、ぼくた

そしてその行動がもうひとつの夢を叶えることとなった。

先日、記事を掲載いただいたAkimamaの編集部の方と某アウトドアメーカーの日本酒の試飲会に同行してきた。

これから記事を連載していく前に一度お会いしたかったのでその旨連絡をいれると、『試飲会一緒にいかがでしょうか?』と、お誘いをいただいた。

その試飲会で思いがけない嬉しい出会いがあった。

蔵元さん(酒造の経営者)のクロストークを聞くためにイスに腰かけていると、憧れの人がぼくの目に飛び込んできた。

ホーボージュンさんだ。

説明不要のアウトドアマンでありフリーライター。

ぼくはジュンさんに憧れてアウトドアを始めたと言っても過言ではない。

ジュンさんもAkimamaで記事を連載しており、編集部の方にも『いつか会えたらいいな〜』と言っていたそばだった。

そんな人が目の前に現れ、胸が高ぶり、クロストークはまったく頭に入ってこなかった。

トーク後、編集部の方に紹介してもらい、これまでのこと、これからのこと、気さくにお話しいただいた。

実はロングトレイル以外のアウトドア旅を思い描いており、それを昨日友人たちと共有していた。

ホーボージュンさんはぼくたちが理想とする旅のスタイルも実践されており、運命なんじゃないかというタイミングだった。

いや、きっと会うべくして巡り合ったのだ。

“帰国したらやるリスト”

もう2つも実現しちゃったよ。

憧れのホーボージュンさんとのツーショット写真。

すこしの行動でつながっていった今回の出来事たち。

この日のことが『氷山の一角だったね』って言えるようにしなくちゃね。

自分の一歩がどこにつながってるかなんてその時は分からない。

頭で考えすぎず、やってみる。

そんな話でした。

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